旧唐津街道の宿場町・今川に、今も残る「底地」という資産
福岡市地下鉄空港線「唐人町」駅から徒歩4分〜11分、大濠公園へも歩いて行き来できる福岡市中央区今川は、江戸時代初期に整備された旧唐津街道の宿場町としての歴史を色濃く残す住宅地です。今川一丁目・二丁目のわずか28.36ヘクタールという小さな町域には、戦後の混乱期から高度経済成長期にかけて設定された借地契約が今も数多く残り、建物の名義と土地の名義が異なる「底地」が住宅地の随所に点在しています。
借地権者の建物と、地主様の底地が背中合わせに建つ町
今川に隣接する唐人町商店街は、旧唐津街道を行き交う人々を相手に商いを続けてきた400年近い歴史を持つ通りです。その周辺には戦後から昭和期にかけて結ばれた借地契約に基づく木造住宅が今も数多く建ち並び、建物所有者(借地権者様)が代替わりを重ねる一方で、底地(土地)の所有者であるオーナー様がわずかな地代収入のためだけに土地を保有し続けているケースが少なくありません。
弊社福岡支店は今川からほど近い中央区大名に拠点を置き、博多区・早良区とあわせて中央区内の底地・空き家・老朽化した木造住宅のご相談に日々対応しています。借地権者様との交渉や複雑な権利関係の整理についても、弁護士・税理士・土地家屋調査士・司法書士等の専門家ネットワークと連携し、円滑な解決とスピーディーな現金化を実現します。
今川エリアの土地取引動向 — データが示す底地売却の好機
国土交通省が公表する不動産取引価格情報によると、今川エリアの土地取引件数は2023年後半以降、四半期あたり二桁を維持する高い水準で安定的に推移しています。「借地人がいるから」「底地だけでは売れないだろう」と諦める前に、まずは客観的な取引データをご確認ください。
※参考情報:国土交通省が公表する不動産取引価格情報(今川地区、2021年第2四半期〜2026年第1四半期)を基に作成した参考値です。個別の底地・土地の価格や成約を保証するものではありません。
2023年の取引急増と、その後の高水準維持が示すもの
四半期ごとの取引件数を見ると、2021年から2022年にかけては2〜10件程度で推移していましたが、2023年第1四半期に15件と観測期間中で最多を記録して以降、2023年第3四半期からは四半期平均10件前後という高い水準が続いています。これは、相続や地代トラブルをきっかけに底地・借地関係を整理する動きが今川エリアで着実に進んでいることのあらわれです。
実際の成約データを見ても、直近の登録16件のうち7件、割合にして4割超が「土地のみ」の取引、すなわち底地としての売買で成立しており、坪単価はおおむね200万円前後です。間口5m台の狭小地から25m超の広い土地まで、旗竿地や不整形地を含む旧街道沿いのさまざまな形状の底地に買い手がついている点が、今川エリアの底地需要の根強さを物語っています。
今川エリアの底地オーナー様が抱えがちなお悩み
「地代だけを受け取り続けている」その状態、見直しませんか
ご相談の中で多いのが、次のようなお悩みです。
- 借地人との関係が疎遠で、地代の値上げ交渉も更新料の話も切り出しづらい
- 旧唐津街道沿いの間口が狭い底地で、仲介では取り扱いを断られた経験がある
- 大濠公園に近いため、高度地区や風致地区といった建築規制の影響が読めない
- 相続した今川の底地が共有名義のまま何年も動かせずにいる
- 借地人から「土地を買い取りたい」「借地権を買い取ってほしい」と打診されたが、金額の妥当性が分からない
- 地代収入はわずかで、固定資産税や管理の手間の方が負担になっている
今川のような、宿場町としての歴史を持つ住宅地では、戦後に結ばれた借地契約がそのまま今日まで引き継がれているケースが数多く残っています。権利関係が複雑な底地は一般的な仲介では取り扱いが難しいとされがちですが、都心近接エリアならではの根強い需要があるため、底地専門の買取事業者からの引き合いは着実にあります。
売却だけが選択肢ではありません
私たちが大切にしていること
私たちは単純な売却のみをお勧めすることはいたしません。今川エリアの取引動向や借地契約の内容を踏まえ、客観的な視点から以下のポイントを整理いたします。
- 実際の取引データに基づく、その底地の現実的な査定評価額
- 借地契約の内容(地代・残存期間・更新条件)を踏まえた売却先の見極め(借地権者様への売却か、第三者への売却か)
- 底地放置による地代滞納・管理トラブルのリスクと固定資産税対策
- 借地権者様との等価交換・共同売却か、底地のみの単独売却かの比較検討
分析・ご提案の結果、「今はまだ保有を続ける」という選択になっても問題ありません。大切なのは、今川という地域の実際のデータとご自身の借地契約の状況を正しく把握し、最適なタイミングで決断することです。
中央区に根ざした福岡支店の強み
今川を中心に、中央区・博多区・早良区の底地に寄り添うご提案を
当社福岡支店は中央区大名に拠点を置き、今川を含む中央区内はもちろん、博多区・早良区の底地・空き家・老朽化した木造住宅・相続不動産などの買取・売却のご相談を承っております。借地人様が現に居住・使用されている状態でのご相談、将来に向けたご相談も歓迎しております。
不動産取引はライフイベントの中でも大きな決断を伴います。今川という土地の歴史と借地慣行を熟知した専門家として、お客様お一人おひとりに寄り添った親身なサポートをお約束いたします。
よくあるご質問
借地人が住んでいる状態でも、底地だけを売却できますか?
はい、可能です。借地人様がそのまま居住・使用されている状態でも、底地としての権利を第三者にお譲りいただけます。現在の借地契約の内容を確認したうえで、適正な査定額をご提示いたします。
借地人と長年連絡が取れておらず、地代もほとんど受け取れていません。それでも相談できますか?
全く問題ありません。今川周辺には、地代のやり取りが長年滞っている底地も少なくありません。まずは現状の借地契約や登記情報の確認からサポートいたしますので、ぜひ一度ご相談ください。
大濠公園に近いエリアですが、高度地区や風致地区といった建築規制があっても相談できますか?
はい、対応可能です。用途地域や高度地区による建築制限を踏まえたうえで、その底地に合った現実的な活用方法・売却方法をご提案いたします。
相続で共有名義になっている今川の底地は売却できますか?
可能です。共有者様全員のご意向を確認しながら、持分のみの買取や共有者間の調整もサポートいたします。
査定に費用はかかりますか?また借地人や周囲に知られずに相談できますか?
査定は無料です。秘密厳守で対応しておりますので、借地人様や近隣、ご家族に知られたくない場合もご安心してご相談ください。
福岡支店が対応するエリア
福岡支店は中央区大名に拠点を置き、今川エリアを中心に以下の福岡市内エリアで不動産買取・売却のご相談を承っております。